日向市長選挙票泥棒事件>宮崎地検へ告発、犯罪事実認定する

令和6年3月17日日向市長選挙開票作業における選挙犯罪(公職選挙法237条4項(投票増減罪))について、私共15名の告発人は、5月1日、宮崎地方検察庁に告発いたしました。私は、弁護士と共に、担当捜査官に映像等の資料を用いて約1時間説明したところ、これは明らかに過失ではなく故意による票の増減であるとの見解、すなわち犯罪の認定を得ました。

したがって、今後速やかに捜査が開始され、この世紀の凶悪犯罪は解明されることになります。検察が犯罪事実を認めた以上、捜査が開始され、結果として犯行に加わった者が逮捕、起訴、有罪判決を受けることは避けられません。

先程言いましたように、これは、人の票を付け替えて、つまり票を泥棒して選挙に当選したという未だかつてない世紀の凶悪犯罪です。とにかく、史上初の異常な犯罪ですので、解説すべきことが膨大にあります。したがって、今回から新シリーズ「日向市長選挙票泥棒事件」というタイトルで事件解決まで配信します。

繰り返しになりますが、5月1日宮崎地方検査庁に告発状を提出し、約1時間にわたって、弁護士と共に、担当捜査官2名に説明しました。説明によって本件票付け替え行為が、過失ではなく故意の犯罪行為であると認定されました。約1時間で犯罪が認定された理由は、やはり票を移し替えるシーンの動画が決定的でした。私に対して、最終的な目的を確認されたので、ズバリ票の現物確認であることを伝えました。この犯罪は、現物確認によって真実の票数を確認して決着をつける以外の決着はありません。逮捕者が何人出るかわかりませんが、犯罪に関わった市職員が多数いますので、二桁以上になる可能性があります。

さて、今日は、シリーズの1回目ですが、まず客観的事実の整理をします。1から7まで箇条書きにしました。

1 日向市長選挙において、票の付け替え、すなわち票泥棒があったこと。泥棒されたのは私、したのは日向市職員です。その数は、映像で確認できるだけで3300票です。内、私から西村候補に1900票、十屋候補に1000票、どちらか不明400票です。

映像で確認できる票付け替え行為は、の通り実行犯5名が18回実施しています。aが1回1000票、bが1回400票、cが6回700票、dが4回600票、eが6回600票です。

映像の中で、票をどこからどこへ動かしたかが通して確認できたケースが6ケースありました。これら6ケースを図にした資料を見てください。検察でも、動画とこれらの図を合わせて見せて、故意による票の付け替えが間違いないものと認定されました。

2 本件票の付け替えによって、私から供託金100万円を強制的に没収し、及び公職選挙法第264条に定める公費負担を受ける権利を侵害して私に余計に約75万円を負担させたこと。

今回の日向市長選挙有効投票数は25361票であり、私は2154票であることから、得票率は8.5%に留まります。得票率が10%の2537票を下回った場合、供託金100万円は日向市より没収され、公費負担を受ける権利も喪失します。

つまり、犯罪グループは、計画的に私の得票率が10%の2537票を下回るように票を付け替えたということです。

3 本件票の付け替えが、凶悪犯罪であること。本件犯罪は、まず公職選挙法237条4項(投票増減罪)に該当します。また、私と選挙民の権利を侵害したので刑法193条公務員職権濫用罪、さらに「確定開票結果」及び「選挙録」という公文書に虚偽記載をしたので刑法156条虚偽公文書作成罪、私の名誉を棄損したので刑法230条名誉毀損罪、私を騙して公費負担の経費を負担させたので刑法246条詐欺罪に該当します。したがって、この犯罪は、同時に5種類の違法となる凶悪犯罪だということです。

当然ながら、被告人は、場合によっては複数の罪状を負うことになります。

4 虚偽の当選者が市長をしていること。選挙管理委員会が公表した「確定開票結果」は虚偽です。票の現物確認をしなければ票数の断定ができませんが、いずれにしても公表された票数は虚偽ですから、今の市長は、虚偽得票数に基づいた当選者です。

言い換えると、虚偽の「確定開票結果」に基づいた当選は無効です。西村市長は、自分では真相をわかっている筈ですから、直ちに辞職すべきです。

尚、私は、3月25日に「開票結果再確認申入書」を西村賢、十屋幸平両候補に送って3者一緒に票の現物確認をすることを申し入れています。しかし、二人とも賛同しませんでした。

その理由は、恐らく二人とも「確定開票結果」が虚偽であることを知っており、自分が当選している自信がないからだと思います。

5 立会人による票確認がなかったこと。通常、立会人による票確認があり、その後選挙長の票確認があり、最後に確認済み票束を一括点検台に並べて置きます。ところが、ワイワイがYouTubeで配信した「日向市長選挙開票速報」において立会人による票確認は一切なく、選挙長の票確認の後、一括点検台に並べて置いて終了しています。私が、立会人に尋ねても、「票確認の機会は与えられなかった。ただ、指定された場所で椅子に座って遠くから眺めるだけだった。」と答えました。

つまり、わざと立会人に票確認させなかったのではないかと考えられます。

関東のある市に電話で問い合わせたら、必ず選挙長の票確認の前に立会人による票確認を実施しているということでした。

6 途中経過告知がなかったこと。
本件開票作業においては、通常ある途中経過告知のためのホワイトボードがなく、告知アナウンスもありませんでした。ある方から提供された情報によると、一般的な開票作業場には途中経過告知のためのホワイトボードがあって、一定間隔で設定された時刻に、その時点で集計が終了した各候補の得票数を書き込むということでした。なぜ今回その途中経過告知がなかったのか?途中経過告知をすると、票の付け替えという不正ができなくなるからではないかと考えられます。

7 組織的犯罪であること。

本件犯罪は、日向市という行政組織自体が実行犯となった極めて異常な事件です。本件犯行の実態を分析すると、犯行は限られた数名の実行犯のみで完結する行為ではなく、票の仕分け、票束の作成、付け替え行為、票束の点検、得票数の集計などの各段階を担当する作業員が連携していなければできません。つまり、票の仕分けから集計までの各段階でどのように不正をするか各作業員が前もって指示されていたと考えられます。開票場には131人の作業員がいました。役割分担と連携作業が成立するには、少なくとも20人程度が犯罪に関わったと思います。

では、犯罪組織とは具体的にどういう組織でしょうか?4階層あると考えられます。首謀者>指揮者>実行犯>共犯です。首謀者とは、犯罪を企てた真犯人です。簡単に言うと、犯罪によって最も利益を得た人が真犯人だと考えられます。そうすると、事実上1人しかいません。真犯人は皆さんが顔を思い浮かべた人です。

指揮者は、首謀者から直接の指示を受けて、具体的に犯罪計画を考えて実行犯に指示を出した市の管理職数名だと考えられます。ワイワイの動画では、開票場に4~5人管理職がいるようですが、あの中に間違いなく指揮者がいます。

実行犯は、ワイワイの動画で実際に票を付け替えている作業員が5名いますが、恐らく動画に写っていない実行犯もいると考えられますので、5~8名程度だと思います。

共犯については、票の受け手と票数の集計に関わった人物が考えられます。動画で確認するとやはり10人程度はいるのではないかと考えられます。

また、犯罪に関わった市職員の一定数は、4月1日の人事異動で昇進しています。例えば、1名は課長から部長、2名は係長から課長補佐に昇進しました。犯罪の貢献度に応じて出世する仕組みは、ほとんどヤクザと同じシステムだと言えます。

検察は事件を解明しなければなりません。その結果、犯人が処分されます。一体だれが何人処分されるのか?真犯人はだれか?日向市はどうなるのか?


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