第3話「政治家の評価」

政治家の評価項目

政治家を評価する時、人は皆どこを見て評価しているだろうか?

1.見た目 2.笑顔と謙虚さ 3.立ち振る舞い 4.頭の良さ 5.学歴 6.公約 7.演説の旨さ

と7項目列挙してみた。
何か気づいただろうか?
実は、この7項目はほとんどどうでもよいものである。
評価すべき項目とは、「行動=何をしたか」、「結果=何をもたらしたか」である。

既に議員や首長としての経歴がある場合、当然、行動と結果こそ問われなければならない。
また、選挙時に皆「公約」を掲げているので、その検証をしなければならない。
検証をしない場合、候補者は、できもしない(実行しない)ことを嘘八百公約に並べて、次回の選挙でもまた同じことを繰り返す。
つまり、選挙民を騙すのである。
だから、騙されないためには、笑顔と口の上手さに目を背け、行動と結果に目を向けなければならない。

批判

政治を批判していると、「お前は批判ばかりしている」という人がいるが、それは本質を誤っている。
民主主義は、多様な意見を出し合ってより良いもしくはより多くの人が賛同する決定を導くことが原則であり、それは平等や公平を実現するために不可欠な条件である。
だから始めから多様な意見を排除するなら、民主主義は実現しない。
多様な意見を許容するとは、他者の意見に反論し、その問題点を指摘し、自らの意見の正当性を主張することであり、相手にもそれを許すことである。
その原則を拒否するなら、おままごと政治になるしかない。
そして、拒否は、一部の人を守り、全体を犠牲にすることを意味する。

今の日本に欠けているのは、民主主義である。
民主主義とは、何人も対等に議論し、何が正しいか、どうすべきかを平等に決めることだ。
何が正しいか、どうすべきかを議論するのに、社会的地位など関係ない。
私は、知事にも、市長にも、情報開示と対等の議論を直接求めてきたが、彼らは真相の追求を恐れて逃げる。
私はそれを批判する。
民主主義が成り立たないからである。
民主主義が成り立たないところでは、権力の濫用と利益誘導と事実の隠蔽と保身が横行する。
不正を温存したままで、あるいは徹底した議論を避けて、明るい民主的な社会の建設はできない。
解体するか、一度出直しをさせる必要がある。
抵抗があるので、結果的に私は戦わなければならない。
民主主義を実現するには、戦いを避けられない。
行動と結果が政治家を物語る
とにかく、政治家を物語るのは、行動と結果である。
したがって、的確な評価をするには、「言っていたこと」と「行動と結果」を比べれば良い。
ある国の総理大臣は、これまで繰り返し「真実を追究する」「徹底して膿を出す」「国民の信頼に応える」「安心して子育てができる社会にする」「地方に厚く施す」などと言ってきたが、行動と結果を見ると真逆としか思えない。
そして、ある県の知事もある市の市長も同様である。
日本に限ったことではないが、「政治家=ウソつき・真実を隠蔽する人」が現実だ。
最後に、騙されない方法をお話する。
そんなに難しくないので安心して欲しい。
その人の「行動と結果」を示す客観的事実を列挙すれば良い。
「えっ!結果がない?」
それは間違いなく、税金泥棒です!
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