河野知事は一体誰のために働いているのか?

印刷代やガソリン代のニセ領収書を手に入れ、不正に政務活動費を請求する議員が後を絶たない。
これらは、一目瞭然、言語道断だが、最近河野知事の行動に「あれっ?」と感じた。
いずれも、公務中に一政治家の選挙応援のため、県職員を随行して、公用車で後援会事務所を訪問したものである。
本来私用なら、年休を取って、私用車で個人として行動すべきことは自明である。
知事であるなら尚更のこと、公私のケジメをつけて職員や県民に範を示さなければならない。
というより、そもそも公務中に税金で私用をするとはおかしい。

なぜこんな基本的なことが守られないのか、それでも平気なのか、甚だ疑問である。

7月5日、延岡へ応援に行った件について、県秘書広報課長横山浩文氏に問合せをしたら、「その日は延岡で他の公務があったので、問題ではない。」との回答があった。
よくもこんな県民を舐めた回答ができるものだと感心していたら、10月3日と7日に、またもや同じ行動が報道された。

つまり、河野知事は「おかしい」とか「いけない」とか思っていないのだ。
また、公人としての使命より、自分の政権基盤固めに繋がる有力者との関係構築が大事であり、公私のケジメをつけて職員へ範を示したり、県民に対しての同義的責任を果たすことは、それ(自分の政権基盤固め)より大事ではないのだ。

整理する。
河野知事は、2017年5月26日(金)に、来る2018年2月、延岡市長選挙に立候補を表明している元県総合政策部長永山英也氏の後援会事務所を応援のために訪れた。
さらに、10月2日(月)午前中、衆議院選挙立候補者である江藤拓氏、古川禎久氏の日向市と都城市の選挙事務所を相次いで応援のために訪れた。
引き続き10月7日(土)午前中、同じく衆議院選挙立候補者である武井俊輔氏の宮崎市の選挙事務所を応援のために訪れた。
これらは、いずれも県知事としての公務とは関係ないにも拘らず、公務中に県職員を随行し、公用車で行ったものである。
しかも、私が、6月11日にそのことを県秘書広報課長横山浩文氏に指摘したにも拘らず、「他の公務とセットになっているので問題ない」との見解で、何ら反省することなく繰り返された、傲慢極まりないものだった。

知事からしてこんな具合だから、道理で、職員がつけ上がって、責任感がなく、保身ばかり上手になる訳である。
そう、現在の県職員には、呆れ果てる実態が数多くある。
知事がこのような体たらくだから、職員が弛み切ってしまうのもさもありなんということだろう。
次回からそうした事例の数々を紹介する。

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