日本のひなた族第1話「ひなた族とは?」

今回から、数回に分けて「日本のひなた族」の話をします。

まず特徴をご紹介します。

1.「ひなた族」というくらいですから、ひなたが好きです。普段は、ひなたでゆったり寛ぎ、あくせく働くようなことはありません。働く時間は、朝8:30から夕方5:15、もちろん完全週休2日制、有給休暇もたっぷりありますから、ほとんどストレスレス状態だと言えるでしょう。

2.基本的に美食家です。宮崎牛に地鶏にマンゴー、マグロ、伊勢えび、焼酎、ワイン、数え上げたらきりがありませんが、毎日のように、貢物、イベントで食べ放題です。

3.主な仕事は、予算配分と監督です。つまり、どこにいくら予算を付けるか、規程や与えられた計画通り実行します。それから監督です。いや、サッカーや野球の監督と違い、勝敗によっては首になるとか、国民やファンから罵声を浴びるようなことはありません。やることといったら、提出された書類に目を通し、印鑑を押すだけです。裁量を働かせる時がありますが、とりわけ、再就職先として有望な事業所には、不正を見逃してやるなどの配慮をします。

4.仕事の能力面は、仮に研修などで知識を増やしたとしても、何分、予算配分と監督くらいしかやってませんから、ほとんど向上しません。頭はいいのですが、長期間ぬるま湯につかり続けていますので、恐ろしく仕事ができず、現実を知りません。
いい例がありますので、ひとつご紹介しておきます。→ 延岡市長選挙候補者比較

5.もうひとつの仕事、と言っても、これは仕事と言うより、保身のための外交やアピールですが、比較的こちらは熱心です。特に、相手が影響力がある場合は、あちこちに出かけることも厭いませんし、できるだけ褒めて好印象を植えつけます。
いい例がありますので、ひとつご紹介しておきます。→ 一体誰のために働いているの?

6.責任感とは無縁です。何かあれば、一転してひなたから日陰へ隠れて出てきません。恐らく本能的な習性です。
ですから、身内の不祥事に対しては、傷を舐め合い、厳しい処分はできるだけ避け、対外的な謝罪はしないで、もちろん、上司が責任を取るような世間一般のケジメに繋がらないよう、ひたすら沈黙し、ほとぼりが冷めるのをじっと待ちます。

7.特権意識はもちろんダントツです。2017年4月30日夕方のテレビニュースで、5月は県税納付月間であるということで、徴収対策担当者がインタビューに答えて曰く、「支払わない場合は差押えをします。」と、ほくそ笑みつつ、あたかもスピード違反を取り締まるかのような高飛車な物言いをしましたが、覚えているでしょうか?
ここには、県民を尊重し、県民に奉仕するという公職の立場にいる者の基本姿勢の欠片もありません。
恐らく、このインタビューを見て、強烈な違和感を感じ、神経を逆なでされた県民は少なくないでしょう。
お上は権力を用いて何をしてもよいという考えの下に、全ては、自分達の基準、都合で決める、という高圧的な態度がよく出ていたインタビューでした。

8.肝心の報酬ですが、もちろん県トップクラスです。
2016年統計では、全職員平均年収約670万円(平均年齢43.9歳)、退職金約2300万円です。
一般の民間企業の感覚で言うと、倍以上ぼったくっていると言えばいいでしょうか?
あーそうそう、これでも民間のトップクラスに比べたら安いということで、今年4年連続昇給しました。

とりあえず特徴だけ簡単に説明しました。
さて、「日本のひなた族」って、一体だーれでしょ?
え!わからない?!
そんなパラダイスのような人生を歩んでいる日本人が、実際に存在しているとは信じられない?
わかりました。申し訳ありません、証拠や説明が足りませんでした。
次回から詳しく説明します。

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