モナコ観光不正融資事件の真相!第1話「損害賠償請求代表訴訟の提訴」

今から約4年10ヶ月前の平成25年1月31日、日向農業協同組合は、モナコ観光株式会社に対する不良債権3億262万8579円を損失処理しました。
平成25年1月31日時点で日向農協の出資金は22億2162万2000円あり、3億262万8579円は、その13.6%に当たります。
その後平成27年8月12日、組合員2名が元役員5名を相手に損失額相当の損害賠償請求代表訴訟を宮崎地方裁判所延岡支部に提起しましたが、未だ継続審議中です。

私は、10月にふとこのことを思い出し、独自に調査しました。
そして、調査の結果、この損失の責任の大半は2名の元組合長にあると結論しました。
また、本事件には解明されていない部分が多くあり、組合員の一人として、うやむやにしてしまわずに、解明すべきだと思いました。
つまり、真相が解明されていないことと責任の所在がうやむやであることが、表裏一体となっており、ここに事件の核心が横たわっています。
当損失が生まれた経緯は次の通りです。

記載内容は、融資年月日 融資額>未回収損失額
平成14年5月21日  4億8000万円>2億1987万1081円
平成19年11月15日   7200万円>5425万9533円
平成20年12月10日   7200万円>2849万7965円  *100%子会社ひょっとこ苑向け
平成21年6月2日     6740万円>0円

また、全組合員と全職員には、3億円余りもの責任の無い損失を被る不条理を強いられる理由などありません。
損失で失ったお金は、本来、額に汗する善意の組合員と職員に帰属すべき財産です。
あるいは、本来われわれ組合員が、配当を受けるべきだったとも言える額です。
ここでふたつの大きな疑問が生じます。

①信用リスク管理が杜撰だったのではないか?
②意図的な不正融資が行われたのではないか?

そこで私は、本日平成29年11月24日、独自に、2名の元組合長に対して損害賠償請求代表訴訟を提起いたしました。
本件提訴は、全組合員と全職員が失ったところの3億円余りを取り返し、権利を回復することを可能とする行為です。

私は、既におおよその分析ができており、今後は、その裏付けを取っていきます。
さらに、私は、解明された事件の真相を、可能な限り、本ブログを通じて皆様にご報告いたします。

さて、実は、私は、個人的にはふたつの理由で、日向農協を応援しています。
ひとつは、日向農協が、地元にとってなくてはならない農業という基幹産業を担う地域密着型企業であること。
もうひとつは、個人的に極めて優秀な信頼できる数名の職員を知っており、彼等を陰ながら応援しているからです。

したがって、今後、日向農協が、不正を正す内部改革に着手し、地元民に愛され、先頭に立って日向経済を引っ張っていく存在になることを、心から願っています。
そのためにも、長期的視点に立ち、日向農協は生まれ変わるべきなのです。

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