日向市カトウ裁判の真実第16話「見えた日向市の作戦、これが今の市政の実態だ!」

4月25日午後1:30宮崎地方裁判所延岡支部第1号法廷にて証人尋問が行われた。
がっかりした。
日向市から証人が立たなかったからだ。
つまり、日向市は証人を立てて主張を強化するより、証人を立てることによって追求をまともに受けるリスク、及び偽証リスクを回避した。

今回証人に立ったのは、カトウ側の技術アドバイザー大川雄一氏のみだった。
そして、カトウ代理人弁護士中島多津雄氏から大川雄一氏に対して行われた質問は、日向市の設計ミスを立証するものであり、論理的にはほぼ完璧であろう。

問題は、日向市代理人弁護士笹田雄介氏が大川雄一氏に対して行った反対尋問の内容である。
日向市代理人笹田弁護士は、擁壁のはらみの原因が、湧き水及び雨水流入による擁壁内部の高圧ではなく、カトウの施工不良による土圧によるものを示す証拠写真12を用いて反論した。

私が第7話「日向市職員による証拠捏造」 で説明した捏造証拠を撮影した写真である。
つまり日向市は、捏造の決定的証拠はないから、あくまでも、自ら業者に作業をさせて偽装した土圧が擁壁のはらみの原因であるという主張で押し切るつもりだ。

確かに、カトウの施工不良という訴えの根拠として証拠写真を使用している以上、そう主張せざるを得ない。
一方、湧き水及び雨水流入による擁壁内部の高圧は、論理的には正しいが、それを直接示す写真はない。
もし、証拠写真12が偽装によるものではなく、実際の現象を撮影したものだという前提で見たら、カトウの施工不良という主張は無視できない。

日向市は、大川氏は証拠写真に残っている解体工事の現場には立ちあっておらず、大川氏が指摘した日向市の設計ミスは、机上の計算や一般的な施工規程上のものであり、現実の擁壁のはらみの原因は、証拠写真に残っている土圧であると主張した。

日向市の作戦は、大川氏と正面から論争するのではなく、現場写真によって示された施工不良の現実を提示することだった。
スポーツの世界でも写真判定が試合中に使用され始めたが、現段階では、偽装がばれない限り有効だ。
結局のところ、日向市は、捏造証拠に全てを託して裁判を勝つつもりだ。

話は最初に戻るが、日向市が証人を立てなかったのは、直接的な追求を恐れたからだ。
普通なら、尋問は、自らの主張の正当性を直接言葉で伝えることができる場だから、その機会を放棄することはしない。
放棄したのは、反対尋問で細かく具体的に追及されると、偽装したことがばれる可能性が出てくるからである。
被告席に座っていたのは、偽装工作を現場で指示した黒木松博建設係長、岡本朋宏技師の2名だった。
つまり、偽装工作(詐欺)を考案したであろう張本人達(黒木健二前日向市長、松田洋玄元建設部長、藤元秀之前建設部長)はいなかった。
「悪い奴ほどよく眠る」と言うが、張本人の被疑者達は退職金を満額もらって、この無実の業者を陥れ、市民の目を盗んで税金の無駄遣いをするドラマを高見の見物しているようだ。

それから、この日向市の詐欺及び背任行為については、被告席にいた笹田弁護士、黒木松博建設係長、岡本朋宏技師はもちろんのこと、現建設課長、現建設部長、十屋市長、全員知っている。
彼等には、もしこの記事に異議があるなら、まず私の質問に答える場を設け、さらに市民に対し説明責任を果たして頂きたい。
因みに、十屋市長には既に5回(2月14日、3月1日、3月12日、3月17日、3月30日)質問書や要望書を提出しているが、全て無視されている。
私の指摘が事実なので、釈明できないからである。

日向市民の皆さん、これが今の市政の実態です!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク