第6話「八百長裁判の証明その1便宜供与」

ウソ、イジメ、責任転嫁

私が昔から嫌いな上位3つを並べてみた。
だから、このところ、これらに関係するニュースが毎日のように報道され、気分が悪い。
おまけに、インチキ判決を受理した直後なので、気分は最悪である。

昔、学習塾を経営している時、生徒達には「俺は、イジメは許さない。もしイジメがあったら塾はやめてもらう。」
そう言っていたので、ほとんど私の塾ではイジメはなかったが、それでも経営していた21年間に2回あり、その時は宣言通り、イジメた方の生徒は即やめさせた。
イジメられた方の生徒を守る責任があると考えていたので、即決である。
個人的に、とにかくイジメは嫌いだ。
私は、イジメた奴は許さない。絶対に。

それにしても、出るわ出るわ、イジメ、パワハラ問題。
日大アメフト、アマチュアレスリング協会、アマチュアボクシング連盟、体操協会、日体大陸上部、ウエイトリフティング協会。

これは、病気だ。
人が傷付くことを代償に、イジメて楽しむ、あるいは、ストレスを発散するというのは、明らかなモラル崩壊病だ。
性質が悪い。
日本人が、病んでいる証拠である。

で、この裁判で、早川伶奈裁判官に、私は、差別とパワハラを受けた。
で、裁判所は、それを許容した。
だから、差別とパワハラは裁判所公認である。
だから、裁判官も裁判所もモラル崩壊病である。

便宜供与

八百長裁判の証明その1は、便宜供与である。
尋問を前にした平成29年10月27日、私は、「証拠申出書」を提出した。
尋問に出て証言する人物を要求し、その尋問事項(尋問内容)を通知する文書である。

私は、辰工務店側の原告である、黒木辰彌会長、黒木豊一社長、リマークビル新築工事現場代理人黒岩政治氏の3名を要求した。
ところが、早川裁判官は、「黒木辰彌会長の尋問は必要ありません。」と言った。
驚いた。
この裁判は、私が、平成28年9月5日と19日の2回、黒木辰彌会長に書簡を送ったことによって、黒木辰彌会長、黒木豊一社長、株式会社辰工務店の3者が提訴したものである。

その訴えた当事者である黒木辰彌会長の尋問が、「必要ありません」てどういうこと?
私は、この時迷った。
あくまでも黒木辰彌会長の尋問を要求するか、それとも、裁判官への心証を考慮して引き下がるか?
結局、心証が悪くなることを恐れて引き下がった。
それに、不当提訴も欠陥工事も、それまでに十分立証していたので、「黒木辰彌会長の尋問がなくても大丈夫だろう。」と思ったからである。

しかし、さらに早川裁判官は、「黒岩政治氏は必要ですか?」と私に尋ねた。
私は、「えっ!?」と思った。
欠陥工事を問題としている裁判で、工事現場の責任者の尋問を「必要ですか?」
私の不安が大きくなった。
「これは明らかに便宜供与ではないか?おかしい。」
これについては、欠陥工事について不明点が残っていたので、つまり、どのような経緯で欠陥工事が行われたのか、なぜ誤った工法の工事が行われたのか、直接確認する必要があったので、要求を通した。

さらに、さらに、会話の中で、早川裁判官が「(不当提訴の)立証責任は、被告(私)にありますので。」と、まるで私の不当提訴の立証が不十分かのような発言を、冷たく言い放った。

「これは何かある。」そう思った。
そう言えば、これまで必ず口頭弁論に、代理人弁護士と黒木豊一社長の2名が出席していたのに、この時は電話会議での出頭だった。
私は、不当判決が少なくないことを知っていたので、突如として「不当判決」の4文字が頭に浮かんだ。
早川裁判官の対応が冷たくなった点も、「怪しい」と感じた。
裁判官の態度が豹変するということは、理由なしにはあり得ない。

杞憂は現実となった

私は、どう考えてもおかしいと思った。
約1週間後、フェアな判決をお願いする「上申書」を提出した。
本来フェアである筈の裁判をしてもらうのに、改めて「フェアな判決をお願いします。」とお願いしなければいけない日本の裁判とは、一体何なのか?
ここは、ロシアか?中国か?それとも北朝鮮か?
日本の裁判は、間違いなく、先進国中最低だろう。
いや、世界でも間違いなくワーストランキングに名を連ねるだろう。
「この極東の小国は、まだ封建時代か?」と言って、世界中から馬鹿にされること請け合いだ。

私は「上申書」に、次のように記述した。

上申の趣旨

(1) 訴訟も終盤に差し掛かり、私も幾分ナーバスになっています。その理由は、「陳述書」で述べた通り、過去2度の裁判の経験によるトラウマがあるからです。とりわけ2度目の裁判の結果は受け入れ難いものでした。結論を述べると、初めに結論ありきだった、不平等な扱いを受けた、の2点です。

私は原告自身ではなく、相談者である原告を無償支援した第三者でしたが、それでも判決のショックは甚大でした。約1ヶ月間、何もする気が起きませんでした。しばらくして、詳細に分析したところ、被告保険会社の供述に30個の虚偽を見つけました。さらに、原告の証拠提出の一部は拒否されました。

「被害者は二度殺される」と言われます。一度目は被害を受けた時、二度目は被害を訴えた後、強大な権力によって殺されるという意味ですが、現実でした。

(2)私の思い過ごしかもしれません。2度のトラウマが影響しているのだと思います。しかしながら、後悔したくはないので、正直に述べます。

第2証人尋問の申出の証人黒木辰彌は「必要ない」ということでした。それは、文字通りに受け取れば、判決に影響しないことを意味しますが、もし万が一私の訴えが退けられる場合は、影響したことになります。なぜなら、黒木辰彌は本訴原告であり、私が不当提訴を立証する上において、重要な人物であるからです。

不当提訴を立証する機会を奪われて、不当提訴の訴えを退けられることは、「裁判を受ける権利」の侵害に当たります。なぜなら、「裁判を受ける権利」は手続きも含めた権利の筈だからです。

私の杞憂で終わるなら、実質的な意味は生じませんが。

(3)また、本訴原告である黒木辰彌が、あたかも、「自分は息子に一任したから関係ない」という理由で尋問に出て来ないのは、先に刀を抜いた武士が、応対して抜いた武士に対して、この争いに私の責任はありませんので、この後は同士とやり合ってくださいと言って、自分は座敷に胡坐をかいて高みの見物をするようなものです。

そんな我がままを黒木辰彌に限り許すのであれば、それは、本訴原告に便宜を図ることになるのではないでしょうか。
私の杞憂で終わるなら、実質的な意味は生じませんが。

私の杞憂は現実となった。
私は不当提訴を立証する機会を奪われて、訴えは退けられ、「裁判を受ける権利」は侵害された。
日本は、既に末期的症状だ。
ステージ4に達していると思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク