第1話「裁判官が人を騙してどうする!」

不正社会とは、人のモラルが崩壊した社会のことである

最近、何かある度に私がいつも思うふたつのことがある。
ひとつは、「いったい、何をしたいのか?どうしたいのか?」というセリフ。
もうひとつが、「それは、善行か?悪行か?分かってやっているのか?」というセリフである。

あまり難しく考えなくても、大体これだけで分かることは少なくないし、判断を誤ることもほとんどない。

私も含めて人には欲があるから「~したい」、つまり「美味しいものが食べたい」「お金持ちになりたい」「家が欲しい」「出世したい」「彼女(彼)が欲しい」など、欲を持つことは自然だし、それ自身は健全である。

しかし、私は、欲の実現を肯定する場合、不可欠の条件があると考えている。
個別的な欲望の実現はいわゆる部分最適だが、部分最適は、ほとんどの場合、全体最適(公共の福祉)と一致しない。
で、どちらが大事かと言うと全体最適である。
つまり、社会全体に都合のよいことの方が大事であり、部分最適は、全体最適と整合性があるか、もしくは、全体最適を阻害しない限りにおいて許容されると私は考えている。

「善行か?悪行か?」については、言うまでもないだろう。
しかし、思わず問わねばならないほど、最近は、分かっていないか、考えていないと思わざるを得ない人々が多い。
言い換えると、エゴに走り、善悪の判断ができなくなっている。
モラルが崩壊した人々が不正を積み重ねている社会が、今の日本社会である。

不正は、あらゆる人々に浸透している

で、不正は、今や、あらゆる人々に浸透している。
「~だから不正はしない」という理屈は通用しない。
企業経営者、公務員、政治家、先生、大学教授、スポーツ指導者、医者、代議士、市長、知事、警察、官僚、弁護士、裁判官、例外などない。
また、これらの人の中には、三つの類型が存在する。

Aタイプ 欲にかられて、不正と知りつつやっている確信犯。
Bタイプ 社会的に高い立場にいて、モラルが麻痺し、「これくらいいいだろう」という傲慢で自分本位のタイプ。
Cタイプ 組織に組み込まれ、組織内の力学によってそうせざるを得ないと思い込み、利益という動機付けに促され不正を重ねる信念がない意志薄弱タイプ。

いずれも、良心や正義感というブレーキは、ないか、もしくは極めて希薄になっている。
また。罰則は、ほとんどブレーキになっていないようだ。
と言うか、罰則を免れる道を見つけて不正をしている性質の悪い連中も少なくない。

裁判官が人を騙すな!

さて、本題に戻ろう。
7月20日の辰工務店リマーク裁判判決には、失望、怒り、不正社会への危機感など、複雑な、そして大きなショックを受けた。

まず失望。平成29年12月26日の尋問で、とんでもないウソと裁判官によるパワハラの洪水を受けた私は、その後、裁判官の忌避申立をして、4月1日に早川伶奈裁判官から岸田二郎裁判官に変更となったが、結局は、裁判官は代わっても、八百長裁判という実態は、何も変わらなかった。
結論で言うと、八百長裁判を継続させられる裁判官を他所から赴任させ、引継ぎさせただけだったのだ。

何となく、「そう(八百長裁判の継続)ではなかろうか?」という兆候はあった。
岸田裁判官に変更となった後、5月7日に一度だけ口頭弁論が再開された。
その前に、私は、尋問で辰工務店社長と従業員が供述した出鱈目を検証するために、「尋問事項証拠要求書」で5種類の証拠と、準備書面(反訴原告第9)で平成21年メンテナンス報告レポートの提出を要求した。
ところが、辰工務店はこれらの提出を全て拒否した。
そこで私は、岸田裁判官に「提出させないのですか?」と言うと、岸田裁判官は「提出は任意なので、強制はできない。しかし、提出しないことによって不利にはなる。」と答えた。
私は、通常裁判官が「提出しなさい」と言えば、余程のことがないと提出を拒否することはないので、この岸田裁判官の対応自体、そもそも辰工務店側に寄り添ったアンフェアな対応だと思ったが、「提出しないことによって不利にはなる。」というので、それ以上の要求はしなかった。
「あなたに不利になることはありません。」という意味だと捉えたからである。

ところがどっこい、判決文を読むと、実際にあったのかどうか疑わしい平成21年メンテナンスは、ちゃんとあったことになっている。
何の証拠もないのに、証拠提出を要求したら拒否したのに、岸田裁判官は、「提出しないことによって不利にはなる。」と言ったのに。
「不利にはなる?」どころか、有利になっている。
岸田裁判官にまんまと騙された!

いったい、何をしたいのか?どうしたいのか?

岸田裁判官に問う。
「いったい、何をしたいのか?どうしたいのか?」
出世したいのか?辰工務店に味方したら何かいいことがあるのか?
人を貶めたいのか?人を貶めて楽しみたいのか?
この社会をどうしたいのか?
正義感に満ちた、ウソ偽りのない、平和な社会にしたいのか?
それとも、ウソ偽りだらけの、騙し騙され、金と権力だけが支配する殺伐とした社会にしたいのか?
いったいどっちなんだ?

善行か?悪行か?

岸田裁判官に問う。
「あなたは、善行か?悪行か?分かってやっていますか?」
「裁判官の判断が、人の人生を大きく左右し、社会秩序を良くも悪くもすることが分かっていますか?」
「あなたのやっていることは、正しいですか?社会を良くしますか?人の役に立ちますか?」

神の裁定か?

私は、34歳まで現役のサッカー選手でした。
20年以上やっていたので、サッカーのルール、試合の流れ、選手の動き、アディショナルタイムなど、サッカーの基本のほぼ全てを把握しました。
頼まれてレフリーをした経験も、二桁と言いません。

レフリーをした試合のチームも知らないチームではなく、知人がいたりします。
しかし、仮にどちらかに知人がいても、あるいはどちらかに情を感じても、一度ホイッスルをくわえると、そこに100%中立の自分がいます。
サッカーに限りませんが、終了まで目まぐるしく試合が展開しますので、全神経をプレイを見ることに集中させ、瞬間的に判断します。

どちらかに勝たせたいなどと考える余裕はありません。
また、自分の選手経験から、自分自身が不公平な判定を絶対許さないし、選手は皆同じ気持ちであることを共有しています。
選手の思いを知れば、それを裏切る主観的な判定などできません。

不公平な判定は、スポーツへの冒涜です。
選手、監督、マネージャー、応援する人など、1年以上かけて練習を積んできた成果を、その1時間余りの試合に賭けています。
数十、数百名の人々の夢や希望や、汗や涙や、自信や不安が、その1時間余りの試合に凝縮されます。
その貴さの前では、自分の個人的な主観が入り込む余地などありません。

ワールドカップの決勝は、莫大な費用、莫大な時間、莫大なエネルギー、選手と監督とスタッフ全員の運命、国民の願い、国の威信を賭けて、90分間が戦われます。
世界で10億人以上の人が観ます。
ですからレフリーは、10億人以上の人が納得する判定を90分間し続けなければなりません。
どんな手抜きも誤魔化しも遅れも通用しません。

何故人々がここまで純粋に、熱狂的に、一体となれるのか?
フェアだからです。
フェアだから、エキサイティングなのです。
フェアだから、ドラマが生まれるのです。
フェアだから、皆納得して愛せるのです。

汚れなきこのステージでは、レフリーは神様になる以外にはないのです。

岸田裁判官に問う。
あなたは、真にフェアな裁定をしましたか?
自分自身で、裁判を冒涜していませんか?

この判決はインチキだ!

この判決はインチキ(アンフェアという意味)です。
フェアじゃありません。
どこの世界にアンフェアなレフリーを讃えるサッカー選手やファンがいますか?
心配しなくても、アンフェアなレフリーのことなど何とも思っていません。
どうでもいいんです。
(ただ、サッカーの世界では、周囲の厳しい目があり、アンフェアなレフリーが仮にいたら即排除されますので実際はいませんし、私は一人も知りません。ですから、サッカー界の常識から言えば、アンフェアな裁判官は二度と裁判に関わるべきではないし、永久追放に相当すると思います。それが、正義を守るための正しい選択ですし、そう願うのは、素直な国民感情です。)
問題はこのインチキ判決です。
なぜこんなインチキ判決が生まれたのか、その真相が知りたいのです。
このインチキ判決は、誰の指示ですか?
岸田裁判官、このインチキ判決はあなたが書いたのではない。
あなたは、誰かにこのインチキ判決を書かされたのだ。

私は、貴重な経験者として、国民に警鐘を鳴らさねばなりません。
日本は危機です。
真面目で誠実な国民にとって、極めて危機的情況です。
自分を救うために正々堂々と戦った裁判で、裁判官に騙され貶められるのです。
裁判官は、本質的な点で、国民の幸福のため(公共の福祉)に何の役にも立っていません。

日本の危機を救うために、この裁判を徹底して分析します。


ところで、もうひとつ言っておかねばなりません。
日本の裁判制度は、西側先進諸国中最低です。
こんなアンフェアな裁判制度は、公平度ランキングの世界100位内に入っていないでしょう。
今の日本の裁判制度は、世界中の物笑いの種です。
日本の恥です。
日本人は、似非民主主義を与えられた悲しい未開の国の国民なのです。
もし、裁判官が、日本は民主的で公平な国だと言うなら、裁判の内情を全て暴露した後に言ってもらわなければいけません。
日々何をしているのか、誰のどんな指示で動いているのか、権力者の介入を具体的にどのように排除しているのか、そして、実際にいつどのような権力者の介入があり、それをいつどのように排除したのかについて、説明責任を果たしてもらわなければいけません。

もし私に反論があるなら、私の前で、正々堂々と、インチキ判決の理由について説明責任を果たした上で反論してください。
できますか?
できないでしょう。
できる訳がありません。
日大、ボクシング連盟、アマチュアレスリング協会、体操協会、財務省や文部科学省を始め各政府機関、そして裁判所、全て、第三者委員会が必要です。
閉ざされた世界の中で、権力を所有する内部者だけで全てをやっていては、腐敗するのは必然です。

それから、もし、裁判官の中に、正義感と勇気に溢れた正真正銘の賢人が一人でもいるなら、名乗り出てくれませんか?
一人もいないから、腐敗に歯止めがかからないのではありませんか?
私が知る限り、不当判決やインチキ判決を書く裁判官はいても、正義感と勇気に溢れた正真正銘の賢人は一人もいませんが。
「悪貨は良貨を駆逐する」と言います。
かつてはいたかもしれませんが、そんな方は皆去って行ったのではありませんか?
一人でも残っていますか?

一人もいないから、国が、国民が、危機に晒され、苦しんでいるのではありませんか?

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