第7話「差別とパワハラ、裁判官の実態」

実は、私が「絶望の裁判官」シリーズを始めた理由は、早川伶奈裁判官に差別とパワハラを受けたからだった。
平成29年12月26日の、辰工務店リマーク裁判の尋問と直後の扱いにおいてである。
受けた時は、一体何が起こっているのか理解できなかった。
裁判官は中立であるという先入観があるため、実際に受けた差別とパワハラは理解を超えており、一瞬、客観的な事実を把握できなかった。
それに、辰工務店黒岩社員と黒木豊一社長の凄まじい出鱈目供述に注意を奪われ、相対的な問題評価が低位になり、認識が遅れた。

尋問から約1ヶ月後、尋問調書を入手し、約4時間に渡った尋問の内容を検証してみると、ほぼ全面的かつ作為的に辰工務店有利に尋問が行われていることが確認できた。
理由のひとつは、黒岩社員と黒木豊一社長の凄まじい出鱈目供述内容(白鳥カラス論争参照)が、早川裁判官に大筋認容されていること。
もうひとつが、早川裁判官による私に対する差別とパワハラ発言だった。

しかしながら、この時点では、これが早川裁判官固有の問題なのか?そして、目的は何か?が分からなかった。
ただいずれにしても、裁判官は中立であるという認識は完全に間違いであること、そして、これによって、裁判制度の信頼性という根幹に関わる重大な問題が存在することが明らかとなった。

私は、社会的に極めて重大なこの問題を、どのようにして伝えたらよいか考えた。
そして、裁判官は中立であるという認識が完全に間違いであることを理解してもらうには、事実をニュースとして公表し、原因究明をし、2次被害を防止するための対策も合わせて、注意喚起しなければならないと考えた。
そういう理由で、「絶望の裁判官」シリーズを始め、ここに事実を公表する訳である。

では、早川裁判官による私に対する差別とパワハラ発言を紹介する。
まず、全体だが、尋問調書の該当箇所を集計すると表のように合計43ヶ所にもなった。

黒岩社員 黒木豊一社長 被告(私)
差別(辰工務店に対するアシスト) 20 33
パワハラ 10 10
合計 20 16 43

黒岩社員尋問から

1 「先ほど正しいというふうにお答えになっています。」
2 「脱気筒の設置をされていらっしゃらないという前提なので、…」

白鳥カラス論争その4「脱気筒の設置方法としてコンクリート接着は正しいのか?」 を私が黒岩社員に質問した時に、根拠をただそうとしたら、裁判官にそれ以上質問するなとばかりに遮られた文言である。

3 「はがれた部分から雨水などが入り込むということはあり得るんでしょうか。」
4 「すきまから雨水などが入り込んで、水が漏れるということはあるんでしょうか。」

白鳥カラス論争その2「大規模雨漏りの原因は何か?」 において、私が、あちこちの剥がれたパッチワークの接合部分から浸入した大量の雨水が原因であると主張していたことに対して、裁判官自ら黒岩社員に疑問を投げかけて、「そうではなくドレンから漏水した」と答えさせようとした文言である。
余りにも見え見えで言葉を失ったが、「(傘が破れて)破れた所から雨水が落ちることがあるでしょうか?」と言っているのと同じである。
あるに決まっているだろう!

6 「本件の争点とは余り関係がないように思います」

辰工務店の施工能力の信頼性をただそうとしたところで、それ以上質問するなとばかりに遮られた文言である。

黒木豊一社長尋問から

1 「乾燥をしっかり確認された上で、次の手順の施工に移られたということでよろしいですか。」

白鳥カラス論争その7「315mmの降雨はシートふくれの原因となったのか?」 に関して、黒木豊一社長が「4、5日間コンクリートを乾燥させたから問題ない」と答えたことをフォローした文言である。
説明するのも馬鹿馬鹿しいが、315mmの降雨があって、たっぷり雨水を吸い込んだコンクリートが4、5日間で乾燥するはずがないじゃないか。
しかも現場に来ていない黒木豊一社長に、「乾燥をしっかり確認された」ことを確認するとはどういうこと?

3 「どういった趣旨で質問されていますか。」
4 「それが本件のどの争点とどういった関係があるんでしょうか。」

白鳥カラス論争その12「辰工務店の提訴は恫喝目的か?」 に関し、辰工務店が提訴をいつどのように決めたのかが重要な争点であった。
それをとぼけて、私が黒木豊一社長に質問する行為を抑止しようとした文言である。

5 「平成28年9月7日に本件について訴訟の委任をしたということ、それは間違いないですね。」

ここは、説明が難しいが、実に巧妙な質問である。
なぜなら、答えが「はい」であれば、辰工務店の提訴には十分な理由がないという根拠となるが、「いいえ」であれば、「理由なく提訴したのではない」という立証の余地が生まれる。
したがって、「いいえ」という答えと反論を引き出すために「間違いないですね。」と聞いたのだ。

6 「陳述書に記載されていることは、記載されている通りの時系列であるということで間違いないですね。」

これは文字通り辰工務店を有利にする「間違いないですね。」
実際は、黒木豊一社長の陳述書には、不当提訴であることを誤魔化すために、時系列が矛盾する虚偽の話が記載されており、矛盾を見て見ぬ振りした文言である。

8 「主張としてはそれ以前からそういったこと(談合)はないんだということで、代理人を通じてされております」
9 「裁判所としてはそういう認識(黒木豊一社長が陳述書で談合の否定をするまで、談合について一度も否定しなかったという認識)はなかったんですが」
10「先ほどから事実ではないというふうにおっしゃってますので。」
11「談合以外の点について質問してください。」

実は、私は、裁判の中で、「談合について事実認否を含めて、見解を明らかにされたい。黙秘権を行使するのも結構だが、この場は正々堂々議論するためにあるのであって、黙秘は、談合についての私の主張を肯定する意味以外の意味を持たない。」として数回釈明を求めたが、辰工務店は、一度だけ「不知ないし否認する」と回答したのみで、談合について具体的な否定や釈明はしていない。
ところが、裁判官は、事実と異なる注釈を加えている?
この裁判官は談合を容認しているのか?

12「3人で話し合って決めたというお話を先ほどからされていますので、(中略)それを前提に聞いてください。」

リマークビルの設計仕様打ち合わせは、私と黒木豊一社長二人でしたが、尋問で、突然辰工務店は、黒岩社員も加わって三人でしていた、と主張し始めた。
裁判官は、「それ(辰工務店の一方的な主張)を前提に聞いてください。」と誘導した。
あんた一体何者?

14~20 私の正当な言論の自由の行使と日向市への抗議活動が、名誉毀損に当たるという辰工務店の主張を認容するための、かなり意図的な誘導質問。

ここまで来ると、非民主国家の権力を濫用する役人とかわらない。

被告(私)尋問

1~5、16 私に対する尋問になって、裁判官が、突然、リマークビルの設計仕様打ち合わせの経過について根掘り葉掘り質問し始めた。

で私は、初め、辰工務店の尋問時から、なぜ争点ではないリマークビルの設計仕様打ち合わせの質疑をしつこくしているのか不思議に思っていたが、契約の錯誤無効を主張している私の錯誤を否定するための質問であると、途中で気付いた。
なぜ途中まで気付かなかったのかと言うと、私が錯誤無効の根拠としているのは、契約内容ではなく、辰工務店の防水工事能力であるので、そもそも契約内容の錯誤を否定の根拠にはできず、争点ではないからだった。
結論で言うと、これは私を陥れる策略だ。
つまり、防水工事能力を争点にすれば錯誤無効が成立してしまうので、争点をすり替えて、契約内容で錯誤無効の主張を否定するつもりだ。
何という悪知恵か!

6~15 辰工務店が私を提訴した根拠は、平成25年5月に一度和解しているにも拘らず、私が「和解条項違反」をしたというものであった。
裁判官は、何とその「和解条項違反」に繋がる言質を私から引き出そうとしていた。

前項に続き、今度は、辰工務店の主張を認めるための、実にしつこい質問が重ねられ、私は、正直この虐待に等しい扱いに対し、限界直前になったのを感じていた。
「和解条項違反」については、辰工務店の最大の提訴理由だが、実際は「和解条項違反」はないので、すなわち不当提訴の最大の理由となる。
したがって、裁判経過の中で、私は、繰り返し、徹底して立証した。
ある意味、裁判官は、この尋問を私の立証を覆す最後の機会としたようだ。
しかし、私からその言質を引き出すことができず、虐待的追及(ハラスメント)になった。
言い換えれば、私を陥れるために本人尋問の機会を利用したということだ。
どうもこの裁判官は、裁判官として以前に、人としてやっていいことと悪いことが分かっていないようだ。
人を刑事被告人かのように執拗に追及し、尊厳を傷つけるとは、言語道断である。


ということで、流石の私も裁判官に差別とパワハラを受けるという想定はしていなかったので、ここに至るまで対応に苦慮した。

尋問調書を分析し、抗議文書を3通、準備書面を3通提出した。
その結果、裁判官は変更され、判決は延びた。
これ以上の差別もパワハラも、もちろん不当判決も受け入れられない。

それから、当尋問は、私の予想をはるかに上回る虚偽のオンパレードだった。
正直、ここまで激烈とは予想していなかったし、辰工務店の言動には、何か弾けた感覚を感じた。
普通、苦し紛れにしても、聞いた瞬間にウソと分かるウソを口にすることは、躊躇する。
ましてや、裁判官にばれたら裁判に負けると考えれば、怖くて安易なウソはつけない筈である。
ところが、まるで事前許可をもらったかのように、次から次にウソをつくとは、余りにも不自然である。
「何かある」と思う。
何かないと、洪水のように出鱈目を吐き出す、あの解き放たれたような弾けた感覚には、合理的説明がつかない。

さらに、辰工務店代理人衛藤法律特許事務所崎田健二弁護士と早川裁判官の尋問対応は、事前打ち合わせがあったかのように呼吸が合っていた。
つまり、事前に、尋問の流れをお互いに確認し合ったような印象だった。

これで、裁判官が中立でもフェアでもないことはお分かり頂けただろう。
裁判官も、多くの政治家や公務員同様、出世や金のためなら、簡単に不正をし、国民を騙すのだ。
もはやこの国では、裁判官も、モラルが崩壊している。
43個も差別・パワハラ発言をする方が裁判官とは、この国の道徳感は、十分に世界のワースト10にランクインするだろう。
法の番人?笑わせるな!

さて、これが早川裁判官固有の問題なのか?目的は何か?を解明しなければならない。
と言うより、裁判所は、最高裁を頂点とした見事なピラミッド構造の組織である。
魚が頭から腐ることは、真理だ。
また、早川裁判官の態度は裁判経過の途中、具体的には平成29年11月頃から急に変わった。
ひとりで変わるだろうか?
そんな筈はない。
組織上位のだれかが、彼女に指導もしくは指示したのだろう。
裏で腹の黒い奴が動いたに違いない。

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