延岡市長選挙第13話「負けた河野知事、5つの間違い」

第12話「市民が組織に勝った!」の補足をしておきたいと思います。
私は、後世に負の遺産を残したくないので、間違った現状を正したいという意識が常に働きます。
なので、言うべきことは言わせてもらいます。

私は、河野知事と現延岡市長が相手陣営に組したことを、アンフェアだと解説しました。
近代社会では、人と人が戦う(競う)分野において、スポーツをはじめ、入学試験や資格試験、コンテスト、入札などを、有効かつ社会に資する制度として取り入れています。
選挙もまたその中のひとつであることは間違いないでしょう。
そして、これらは、基本的に、フェアであることを条件に社会に受け入れられているのです。
逆に言えば、アンフェアな戦いは、社会に受け入れられません。
仮に、あなたが戦いの参加者のひとりだったら、他の参加者のみ不当に有利な扱いを受けることを受け入れたり、認めたりするでしょうか?
そんな筈はありません。
まずこの点において、河野知事と現延岡市長は間違っています。
高い社会的地位にいる者なら特別に許されるということはありません。

次に、以前も触れましたが、公職にある者は、国民の税金で特別な地位や権力や高い報酬を与えられていますので、その公職の地位は、特定の個人のためではなく、広く国民、県民、市民のために使用しなければなりません。
国民、県民、市民は、誰一人、特定の個人のために公職の地位を使用してよいなどと許可していません。
公人であれば当然持たなければならない認識ですが、その点が決定的に河野知事と現延岡市長は間違っています。

3つ目に、選挙は本来的に”民意”を反映した結果であるべきですが、ここでいう”民意”とは、一人一人の自由意思に基づく選択を指しており、誰かに強制されたり促されたりして否応なく投票するのではなく、政策や人間性や能力全般を考慮して、託すに値するかどうかについてのひとりひとりの自主的判断を意味しています。
その点において、河野知事と現延岡市長は”民意”に不穏な影響を与えたので間違っています。

4つ目が、リーダーは常に模範として自らの態度で示す責務がありますが、今回の言動は、全く真逆の悪い模範を示したということです。
多くの市民、とりわけ青少年は、リーダーの言動を無条件に受け入れ、それに習おうという意識が働きます。
今回の河野知事と現延岡市長の間違った言動は、勘違いして受け止めた市民や青少年に対し、実に不健全な影響を与えてしまいました。
長く教育に携わっていた私の私見ではありますが、私は、こうしたリーダーの姿に接する度に、この国の将来が心配になるのです。(この人達は、心配にならないのでしょうか?)

5つ目が、知事や市長として、そんなことをしている暇があるなら、その代わり県民市民のために働いてくれ、ということです。
こんなことも分からない人が知事や市長をしているとは、県民市民が可哀想です。
県民の一人として、「宮崎は大丈夫か?」と非常に不安です。


負けた河野知事は宮崎にいなかった!

それから、1月30日宮日新聞記事をご覧ください。

私は、選挙の翌日、つまり1月29日、河野知事は、記者会見でも開いて敗戦の弁として釈明をするのかとばかり思っていましたが、何と、突然福島県に登場しました!
先日、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN) 事務局長のベアトリス・フィンさんが来日した時、安倍総理は、入れ替わりに外遊していましたが、どうも河野知事も同じタイプのようです。
ところで、これは河野知事以下宮崎県庁全体の体質ではないかという深刻な懸念があり、既に日本のひなた族第4話で指摘済みであることを付け加えておきます。
本当に、宮崎は大丈夫?

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