県による否定(ウソ)と隠蔽は、小学生にもわかるレベルのバレバレウソ

県10月1日付回答のバレバレウソ

前回お話しした通り、県は、コーソクの脱税については全く否定せず、一方で、犯罪揉み消しを図ったこと、すなわち職務犯罪(犯人隠避罪と背任罪)を否定することに必死である。
それがよく現れているのが、下記の10月1日付回答である。

この回答で、県は、私が知事宛「要請書」の中で示した事実確認項目の中の3つを否定した。
いずれも、県税事務所職員2名(甲斐勝久副主幹と清勝成主事)が、2019年2月、知人の情報提供を受けて、コーソクの脱税調査をした際のものである。

10月8日と16日の質疑応答の場で、私は、繰り返し、本人達(甲斐勝久副主幹と清勝成主事の2名)が否定したのかと確認したが、「そうです」とのことだった。

私は、知人から聞いた話を何も変えずにそのまま「要請書」に、次のように書いた。

県が否定した部分1箇所目

「知人は、2019年4月15日朝、コーソクが経営するENEOS日向木協SS(日向市日知屋16464-8)の西向かいあるパン屋にいたところ、偶然同店舗駐車場に2名の県税事務所職員(甲斐勝久副主幹と清勝成主事)もいました。間もなく、コーソクのタンクローリーが木協SSに来て灯油を給油したので尾行することにしました。尾行の途中で交差点の赤信号で停止した時、県税事務所職員の車と横並びになり、この時同様に尾行していることが分かり、県税事務所職員が車の中から手を振るので手を振って答えました。その時、知人は、タンクローリーが現場で重機に給油している写真を撮りました。清主事からその日に電話があり、その写真を提供して欲しいと頼まれたので送りました。」

県が否定したのは、赤文字の部分である。これは、改めて知人に確認したら、「手を振った」と言うより、手でタンクローリーを尾行するという意味の合図をお互いにしたということだった。
そういう意味では、一緒に尾行した話の全体としての内容の否定ではないので、厳密にはウソとも言えないが、「手で合図をした」と「手を振って答えた」は、一般的には同様な行為と考えられるので、否定すること自体、ウソを言っているに等しい。

因みに、この時、一緒に尾行をして、現場で重機に給油したことを確認した訳だが、実は、その後知人は、二人(甲斐勝久副主幹と清勝成主事)を、コーソクが無許可で開発行為をしている現場2箇所に案内している。

県が否定した部分2箇所目

2019年5月末、県税事務所職員2名(甲斐勝久副主幹と清勝成主事)は、知人に対して「調査は全て終わりました。いつでも踏み込む態勢はできました。この後、県警と協議して進めます。」と報告しました。

さて、この部分は、県は全面的に否定している。県か知人かのどちらかがウソをついていることになるが、結論で言うと、県がウソをついている。

情報提供者の知人と県税事務所職員の間は、情報提供をした2019年2月からこの5月末の報告まで、かなり密な関係であった。
一緒に尾行もし、知人は、県税事務所に数回訪れている。知人は、県税事務所にとって、情報提供してくれた重要人物だった。
何度となく、情報交換を積み重ね、出来上がった信頼関係の上での県の報告だった。
その報告を、知人が忘れる筈も、聞き間違える筈もある訳がない。

なぜ、県がこれを否定するのか?
それは、この事実が、県が、2019年6月以降、犯罪揉み消しを図ったことの根拠となるからである。

県が否定した部分3箇所目

「知人は、7月12日、社民党県議会議員太田清海氏より、太田氏が本件について県税事務所職員4名から面談で聞き取った内容の報告を受けましたが、県税事務所職員は、太田氏に対して「大した脱税額でもないんですよ。」と説明したそうです。つまり、1ヶ月余りの間に、県税事務所の態度は豹変したのです。」

この事件から生まれた名言である。
私は、この歴史的名言を、7月12日当日の夕方に知人から聞いたのでよく覚えている。
太田氏が知人に報告し、知人が私にすぐ報告してくれたのだ。

いやはや、ぶったまげた!

脱税を取り締るべき税徴収者が、脱税を容認し、その理由を、「大した脱税額でもないんですよ」と言ってのけた。
ここまで来ると、犯罪揉み消しと言うより、ずばり背任罪である。
当然県は否定せざるを得ないが、仮に、事実ではないとしたら、太田氏か、知人が、作り話をしたことになる。
しかし、太田氏も知人も作り話をする動機がないし、作り話をするにしても、こんな想像もできないセリフを思いつくことはできない。

逆に言うと、このセリフは、県の実態を表す決定的な一言となった。

犯罪揉み消しを裏付ける根拠はまったく揺るがない

繰り返し念を押すが、県はコーソクの脱税という犯罪の揉み消しを図った。
そして、その揉み消し自体が、犯人隠避罪と背任罪という職務犯罪である。
主犯は、河野知事である。
指示できる人間は、知事しかいない。

県税事務所職員が「大した脱税額でもないんですよ」と言ってのけた同じ頃、コーソク西村賢一社長が、最初に私と知人に内部情報を提供した元従業員の自宅にやってきて、「お前がいろいろ内部情報を流しているだろう。県も県警も俺の思い通りになっとぞ!」と豪語した。

この事件から生まれたもうひとつの名言である。

お分かりだろうが、本件は、単なる脱税事件ではない。
問題は、コーソク西村賢一社長に「県も県警も俺の思い通りになっとぞ!」と言わしめるだけの、河野知事との関係である。(続く)

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