日本のひなた族第5話「安心、安全、高給のひなた族の生活」

次の資料をご覧ください。

県職員給与新聞記事  日本のひなた広報
          

  

因みに、「宮崎県職員の年収試算」の中の年収順位とは、全国1788行政団体での順位です。

では、まず「県職員給与新聞記事」から。
第4話で県職員の不祥事が多発していること、そして、そのケジメを河野知事以下全くつけていないことは確認してもらいましたが、この記事によると、にもかかわらず、年間7億円の給与アップ、6億3千万円の賞与アップが実施されたとのことです。

次に、「日本のひなた広報」から。
上から「日本のひなた宮崎県」とあり、「あかるく温暖な気候」「ひなたが似合う多彩な観光・物産資源」「安心・安全で活力の源になる食の宝庫」「ゆったりした豊かな暮らし」と続きます。
そして、最後は「全国トップクラスの快適な暮らしができるワン!」で締め括り…
これはどう考えても、平均的な県民の生活を表現したものではありません。
では、一体誰の生活を指して表現したのでしょう?

そこで、下の「宮崎県職員の年収、退職金」を示す資料を見て分かりました!
県職員の平均年収670万円、全国1788団体中143位、退職金約2300万円。
つまり、「日本のひなた広報」に表現された、不祥事を起こしても処罰や降格や減俸もなく安心・安全で、毎日のように食の宝庫を楽しみ、ゆったりした豊かな暮らしを送っているのは、平均的な県民ことではなく、宮崎県職員のことだったのです!

正直なところ、われわれのような平均以下の生活を送っている宮崎県民にとって、「日本のひなた広報」に表現されたような安心・安全でゆったりした豊かな暮らしは、縁遠いものです。
「全国トップクラスの快適な暮らし」など、夢のまた夢、ほとんど実感がありません。

宮崎県の平均年収は372万円、上記県職員を約300万円下回ります。
年収分布を見ればお分かりのように、年収600万円以上の比較的富裕な人達は、全体の10%未満です。

結論で言うと、安心・安全でゆったりした豊かな暮らしを満喫できる「日本のひなた族」とは、宮崎県職員のことであり、決して平均的な宮崎県民のことではありません。
彼等は、宮崎県民に、安心・安全でゆったりした豊かな暮らしを提供することを忘れ、まず自分達が満喫し、外に向って、「宮崎に来たら、こんなにも安心・安全でゆったりした豊かな暮らしができますよ!」と呼びかけているのです…

さて皆さん、「日本のひなた族」とはどういう人達か、お分かり頂けたでしょうか?
でこの話はまだ続きます。
なぜなら、「日本のひなた族」は、宮崎県民に害悪を及ぼすからです。
手遅れにならない内に、害悪を取り除くか、ひなた族自身を取り除くかしないと、県民が犠牲者となります。
甘く見たら大変だということを、お知らせしなければなりません。

それにしても、「日本のひなた宮崎県」「ゆったりした豊かな暮らし」というコンセプト、
そして、「全国トップクラスの快適な暮らしができるワン!」という宣伝コピー、
こんな平均的県民感情とかけ離れた企画を、一体誰が考えたのでしょうか?
広報の発行元は、宮崎県総合政策部とありますが、延岡市長選挙に立候補を表明している、永山英也元総合政策部長あたりでしょうか?
この方々は、どうも県民の生活実態が全く分かっていないようです。
だから、現実からかけ離れたことを考え、安倍くんの1億総活躍社会と同次元の誇大妄想的な政策を並べて、実際は一部の人だけ厚遇するのです。

国民、県民、市民は、この方々が、口で言うことと実際にやっていることが全然一致しないということを、明確に認識しなければなりません。

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