サーフタウン日向の真の目的は何か?

根拠不明の市長答弁

Youtubeで扱った話題を問い直す。
Youtube黄門隊政治塾第15回「サーフタウン日向構想その4」で紹介した市長答弁を検証する。
放送の最後でコメントしたように、私は、このプロジェクトは大幅に見直し、止める勇気が必要だと思っている。
前述の市長答弁は、次の通りである。

1.特にサーフィンが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の追加種目と決定したことにより、①競技人口が今後さらにふえてくると考えており、この強みを生かしてサーフタウン日向のまちづくりに取り組むことといたしました。

2. 昨年開催しました世界ジュニアサーフィン選手権におきましても、SNSや各種メディアを通じ、海外に広く情報発信をすることができましたことから、②海外からのサーファー客等も増加していくものと考えております。③国体の正式競技に採用されれば、より多くの皆さんにサーフィン競技を知っていただくよい機会になるものと考えております。 本市としましては、日本サーフィン連盟等に対しての働きかけを行ってまいりたいと考えております。

3.サーフタウンプロモーション事業についてであります。サーファーに人気の海外デザイナーのイラストや世界観により、サーフタウンらしいデザインが表現され、市内外の皆さんから好評を得ていると伺っております。また、④PR動画につきましても90万回を超える配信があったほか、テレビなどメディアにも大きく取り上げられ、⑤全国的にも話題になっているところであります。

①~⑤の全てが疑問である。
①競技人口が今後さらにふえてくるのか?
つまり、サーフタウン日向に人が押し寄せるほど爆発的に競技人口が増えるかという、事業の成否面での疑問。

②海外からのサーファー客等も増加していくのか?
世界ジュニアサーフィン選手権大会から1年以上経つが、海外からのサーファー客が来たという話は聞かない。

③国体の正式競技に採用されるのか?
あり得ない!国体はご存知のように、全国各県で開催されるから、そもそも競技ができる海が限定されるサーフィンの会場が各県にはない。
馬鹿馬鹿しい話。

④PR動画につきましても90万回を超える配信があったのか?
つまり、本当に90万ユーザーがいたか?
やらせのアクセスによるアクセス数の可能性はないか?
広告代理店のレポートを鵜呑みにしてはいないか?

⑤全国的にも話題になっているのか?
テレビに取り上げられた=全国的に話題になった、と思ってないか?

これを読んで皆さんどう思っただろうか?

真の目的は大規模投資では?

サーフタウン日向構想には、この2年余りで既に1億2000万円以上投じられている。
しかもその半分以上の6300万円は広告に泡と消えている。
国民年金の80人分だ。
湯水の如く金を使うとはこのことだ。

答弁を読む限り、市長は、サーフタウン日向構想にまい進している。
どうも腑に落ちない。
安易な数値目標を掲げているだけで、具体的現実的な収益見通しは皆無である。
一般常識に照らすなら、あり得ない!
1台数万円するゲーム機を、世界中で売れると見込んで、先に10万台生産するようなものである。
喜ぶのは、生産注文をもらった製造会社だけである。
サーフタウン日向構想の場合、主に土木会社か?

このまままい進すれば、当然、施設整備に大規模投資が始まり、数十億規模になるだろう。
シーガイアで失敗した宮崎が、懲りずに、今度はサーフタウンで巨額損失をつくるのか?
市民を経済的に苦しめ、全国から「学習能力のない県民だ。」と嘲笑されるのが関の山ではないか?
手遅れにならない内に、今すぐ見直しすべきだと考える。

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