県、延岡市青葉台不法投棄証言を無視!

犯罪揉み消しの開き直り

人間、事実を否定したり隠蔽したりする時は、必ず辻褄が合わなくなる。10月8日と16日の県との質疑応答が、まさにそれだった。

実は、私は、2019年5月7日、延岡保健所にコーソク元従業員と一緒に行き、その場でコーソク元従業員は、青葉台に生コン残渣トラック50~60台分を不法投棄したと証言した。
しかし、対応した岡田守道副主幹は、頭から「内には掘り返す権限がなく、現物確認ができないので、何もできない。」と答えた。
やり取りを聞いてもらえばわかると思うが、県民の立場や希望、私が求めていることをほとんど理解していなかった。しばらく話してようやく理解したようだったが、私は二つのことを感じた。
ひとつは、公務員たる仕事の認識が根本的に間違っていること。
もうひとつは、この件(コーソクの不法投棄行為=犯罪)を見て見ぬ振りする意向が前提として存在することである。
私は、話しながら心の中で「県とコーソクの癒着は、やはり間違いない。」と思った。

私は、5月9日この問題について調査するように改めて文書で要請したが、延岡保健所の5月12日付回答は、「現地に行って確認し、コーソクにも問い合わせたが、不法投棄の事実は確認できなかったので、改めての調査はしない」という内容だった。

この回答を確認した時、私は、県とコーソクの癒着を確信した。
不法投棄の場所は、地下10mの深さである。現地確認には何の意味もない。
また、不法投棄をしたトラック運転手の証言を無視して、コーソクへの問い合わせに対する回答によって、不法投棄はなかったという判断をしたという、事実上の犯罪揉み消しである。

この点について、10月8日の県との質疑応答で指摘した。答えたのは、循環社会推進課牧野課長補佐である。

どうだろうか?この堂々たる開き直り!犯罪揉み消しを正当化しているではないか!

延岡市役所都市計画課佐藤氏は産廃の不法投棄を確認していた

ここに、もうひとつの重要事実が新たに判明した。
私の知人は、2019年1月、青葉台の不法投棄問題について、延岡市役所都市計画課佐藤氏と面談をしていた。
この時、佐藤氏は、知人に次のように話した。

「数年前に、コーソク元従業員の不法投棄をしたという告発があり、元従業員の立会いの下、青葉台を掘削したら、産業廃棄物を確認できた。
したがって、この現場の完成検査を合格させることはしない。」

私は、改めて知人からこの話を聞いて、10月8日の質疑応答の場で、上記録音の通り、再調査を要請し、16日までに回答するように求めた。

不法投棄(犯罪)があっても県は調査しないという知事の指示

16日の県の回答は次の通りであった。

「改めて延岡市に確認するなど、再調査を行なう状況にないと考えております。開発行為の許可を受けた範囲内で不適切な行為がなされているのであれば、開発許可権者(延岡市)から、その事実について、報告があると理解しております。」

つまり、産業廃棄物が不法投棄された事実については、コーソク元従業員の証言を無視し、自らは不法投棄の調査をしないまま、延岡市から報告がないのであれば、不法投棄はなかったことになる、という意味になる。

これほど腐った公務員も驚くべきだが、要は、知事というトップが腐れば、組織全体が腐るということを実によく示している。

宮崎県民は、県政史上今が最も腐っているということを、しっかり認識しなければならない。そして、その代償は、背任罪の損害額(4~5億円)のみならず、腐敗にまみれた行政が簡単には正常化することはないから、とてつもなく大きい。

この腐ったたった一人の権力者のために。(続く)

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