日向市カトウ裁判の真実第6話「設計図書違反プロジェクト」

日向市は、日向市の歴史上、恐らく過去最大の汚点になるかもしれない大胆不敵な偽装工作をした可能性が濃厚である。

本論に入る前に、内容を混乱しないように、双方の提訴内容を紹介する。
平成27年2月20日 カトウ日向市を提訴 損害賠償請求額 1274万1000円(工事代金未収分)
平成27年3月17日 日向市カトウを提訴 損害賠償請求額 2289万5590円(設計図書違反による損害分)

非常に奇妙な話だが、日向市がカトウに損害賠償請求した根拠とは、設計図書違反、すなわち、みずから設計ミスをしていながら、カトウが設計通りに施工しなかったから施工トラブルであるはらみを発生させ、やり直し工事費用を含む損害が発生したという主張である?

簡単に言うと、日向市はカトウに因縁をつけて約2300万円もの金を巻き上げるつもりなのか?
常識では、設計ミスをしている訳だから、設計ミスによってはらみという施工トラブルが生じたと考えるのが当たり前だ。
ところが日向市は、内容に間違いのある設計通りに施工しなかったと言って、損害賠償請求している。
「なぜ俺の言った通りにしなかったんだ。負けたのはお前のせいだ!」と言って、敗因となった自分のミスから目を逸らす、史上最低の野球監督のようなものだ。

内容を話す前から、もう既に、怪しい企みの臭いが漂っている筈だが、恐らく、私の説明を聞いたら、10人中8人は、情けなくて数日間は食事が不味く感じるだろう。
実際私自身、思い出す度に食事が不味くなる。

気が重いが、この問題解決のために、説明する。

日向市が裁判所に提出した「設計図書違反」という書類(文書14ページ+写真39枚
NO1NO2)がある。
この写真の撮影日を整理すると次のようになる。

撮影日         写真NO  場所

(契約その1部分該当)

平成26年7月2日   8、9   NO.83+2.6、6.5

平成26年7月4日   10    NO.83+10.0

平成26年7月5日   11    NO.83+13.0

平成26年7月8日   12    NO.83+15.0

平成26年7月11日  13、14 NO.83+17.0、NO.84付近

平成26年7月12日  15    NO.84+3.0

平成26年7月13日  16    NO.84+6.0

平成26年7月14日  17、18 NO.84+10.0、29の列

平成26年7月15日  19    BC.26+4.5

(契約その2部分該当)

平成26年8月23日  7     NO.83+1.6

平成26年8月25日  6、5   58の列、NO.83付近

平成26年8月27日  4     NO.82+8.0

平成26年8月28日  3、2   NO.82+6.0、7.0

平成26年8月30日  1     NO.82+5.0

この記録から、二つの真実が導かれる。
ひとつは、契約その1部分の解体が、7月2日から7月15日までの間、契約その2部分の解体が、8月23日から8月30日までの間を含んでいること。
言い換えると、解体工事全体では、7月2日から8月30日まで約2ヶ月間要していること。

そして、契約事実と合わせると、契約その1部分の解体をした結果、当初の設計仕様には構造的な問題があることが判明したため、全体をやり直すことにし、やり直し工事に着工することなく、8月18日契約その2を締結した上で、まず全体を解体したことを示している。

また、解体のみに約2ヶ月間も要した理由は、擁壁のはらみの原因が、湧き水及び雨水流入による擁壁内部の高圧であることが明確となり、設計仕様変更の必要性に迫られ、その検討に時間を要したことである。

もうひとつは、解体作業自体に、契約その1部分に約2週間、契約その2部分に約1週間もかかっているが、それは、まるで測ったように等間隔で設計図書違反が発見され、その違反内容を示す写真撮影のために、違反内容自体の造作を含めて、手間と時間を要したからである。

整理すると
日向市は、カトウの施工した擁壁を解体するのに、丸3週間もかけて、上流から下流に向って少しづつ解体していった。
その途中途中で、設計図書違反を示す39枚もの写真を、測ったように等間隔で手間暇かけて撮影していった。
その撮影には、市職員、ブロックメーカー、やり直し施工業者などが総動員で従事した。
撮影現場には、ただの一度もカトウを立ち合わせなかった。

もしかすると、気が短い人は、ここまで読んで既に「切れた」かもしれない。
気持ちはよーくわかる。
私も同じだ。

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