日向市カトウ裁判の真実第4話「裁判継続=犯罪継続」

この事件の悪質さについては、何と解説してよいか、正直わからない。
その理由は、業務上過失などの偶発的なものではなく、横領や収賄などの個人的犯行でもなく、悪意があって、計画的で、組織的だからだ。
しかも、その犯罪の隠れ蓑として、裁判という正義を勝ち取る手段を用い、何と、裁判に要する費用は、税金を充てるという念の入れようである。

私は、これほどまでに悪質なこの事件を闇に葬ったらいけないと思った。
民事訴訟で「ハイお仕舞い」にできる筈はない。
だから、私は、この事件を丸裸にすることにした。
私達は、子や孫達に、薄汚れ、腐敗した社会を受け渡したらいけない。
それは、世界平和への、人類への、神への冒涜である。

別な観点で言えば、私達日向市民は、この事件のことを「知る権利」がある。
「係争中だから」という理由で、私達の「知る権利」を奪うことはできない。
現段階では、実態として犯罪ではあっても、法的には犯罪の扱いとはなっていない。
そういう意味では、極めて犯罪の可能性が濃厚な疑義である。

また、現段階で市民に知らせる必要性、緊急性が明白にある。
なぜなら、このまま日向市の方針通り裁判を続けるなら、それは、市民が日向市の犯罪に手を貸すことになるからである。
つまり、裁判継続=犯罪継続であり、税金投入継続なのだ。
したがって、裁判を即刻止めさせなければならない。
日向市民には、その点をしっかり認識して欲しい。
日向市職員の中に、一人二人、出来心で犯罪を犯した奴がいたという事件とは、次元が違う。
私が、個人的に入手した情報と分析結果を現段階で公表する理由はそこにあり、是非ご理解いただきたいと思う。


分かり易くするために、時系列に沿って説明し、その過程で、法的観点での考察を付け加えることにする。

経緯表」を使って見ていく。

平成25年3月6日、日向市とカトウは、南日向日の平線道路改良工事(擁壁工事)請負契約19,288,500円を結んだ。
8月26日追加契約1,152,500円を経て、平成25年10月10日完成検査を実施。
ところが、垂直であるべきブロック擁壁には、基準値を超える「はらみ」があり、不合格となった。

日向市は、なぜか「はらみ」の原因がはっきりしないまま、10月24日カトウに「手直し命令書」を送付した。

私は、日向市は、もうこの時点で、自らの「設計ミス」を認識していたと考える。
そのことを知っている人間は、担当者である岡本朋宏技師、黒木松博建設係長、藤元秀之建設課長(現部長)、松田洋玄建設部長だろう。
そうすると、「設計ミス」を認識していながら「手直し命令書」を送付した理由は何か?
つまり、山水の発生によって擁壁内部の圧力が大きくなり「はらみ」が生じたことはすぐに分かった筈であり、にもかかわらず水抜きを設置していなかった設計上のミスを認識していながら、それを認めず、「カトウの施工不良のせいにしよう。」という方針が、発覚から2週間で決まっていたことを示している。

だから、11月22日、カトウが藤元秀之建設課長に、原因調査及び協議を求める文書を提出したことに対して、11月26日原因調査は日向市の了解を経たものでなければ認めない旨の通知書を送付した。

そして、その10日後の12月5日には「手直し期限通知書」を送ってきて、手直し工事の実施を迫り、その手直し工事の内容について建設課との協議を促している。
これはつまり、原因究明をすることなしに、どのような手直し工事をするか、いつするか、協議に応じろ、という命令である。
日向市は、「設計ミス」を表に出すことなく、しかも、追加費用を負担しないで業者に負担させ、手直し工事をしてしまうという、実にケチで卑怯なことを考えていたようだ。

ところが、原因究明もできていないのに、日向市ではなく自社が追加費用を負担して手直し工事をすることに納得できないカトウは、12月20日、4者(日向市・カトウ・設計会社・メーカー)協議要望書を提出した。
原因究明をした上でないと、手直し工事はできない、という意思表示である。

一方日向市は、翌平成26年2月12日、再度「手直し工事施工確認通知書」を送付し、4者協議には応じない意思表示をした。
4者協議をすれば、「設計ミス」がばれてしまうからだ。

そして、平成26年3月19日日向市はカトウに、4者協議に応じようとせず、一方的に「契約解除通知」を送った。

これを受けて、カトウは、4月1日、宮崎県建設工事紛争審査会に仲裁を申請した。
平成27年2月6日臨時会において、「なぜ4者協議に応じようとしなかったのか?」という質問に答えて、松田洋玄建設部長は次のように答えている。
「問題解決のためには、第一に擁壁の変状の原因を究明することが必要です。その場合、当事者ではなく第三者の公平な判断が必要と考えており、第三者機関の場において解決することが妥当であるということから、4者協議については応じなかったところであります。」

原因究明せずにカトウに手直し工事を迫り、紛争審査会という第三者機関に申請することなく一方的に「契約解除通知」を送った事実と、完全に矛盾する答弁である。
私の分析結果だが、松田洋玄氏は事件の中心人物のひとりだ。

そして、原因調査と協議に一貫して応じようとしなかった藤元秀之氏も、間違いなく事件の中心人物のひとりだ。
藤元秀之氏は、工事監理室の浜本和樹氏と岩切裕議員から、カトウとの協議を繰り返し促されたにもかかわらず、一切拒否し、口を閉ざしたということだ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク