日向市カトウ裁判の真実第2話「日向市建設部長と課長の釈明を求める」

聞くところでは、裁判開始後、日向市の全職員が、本件に関しては「係争中だから」という決まり文句を盾にして、市議会議員に対しても、貝のように一切口をつぐんでいるということです。

さて、市議会議員を含めて、市民には、この「係争中だから」という盾によって、真実の扉 が堅く閉ざされている。
そして、市議会議員を含めて、ほとんどの市民は、「仕方がない」と受け止めているようだが、騙されてはいけない。

私がそう言う決定的理由をふたつご紹介する。

まず、日向市の裁判の目的は、そもそも「設計ミス」を隠蔽し、不正を用いて勝訴することにある。
新聞報道のように、自らの正しさを主張し、カトウによる施工不良によって蒙った損害の賠償を求めた訳ではない。
ということは、日向市の狙いは、もともと裁判を隠れ蓑として用い、真実を明かさないことであり、裁判に影響を与えるから情報を開示しない訳ではない。
つまり、裁判をしている限り、日向市は、「係争中だから」という盾によって、情報を開示しないという目的を100%達成できる。
1審 → 高裁 → 最高裁と裁判を継続すれば、まだまだ何年間も真実は明かされないので、不正に加担した人々は、その間誰一人責任をとらなくてよい。
かかる裁判費用は、全額税金だから、誰一人懐は痛まない。
その内カトウが諦めたり、倒れたりすれば、隠蔽工作は完成だから、「メデタシ、メデタシ。」と言いながら祝杯でも挙げることだろう。

もう一つの理由は、「裁判は不正を暴かない」からである。
裁判を知らない人は、「えっ!」と思うかも知れないが、民事裁判は、不正を暴くためにあるのではない。
Aさんの言い分、Bさんの言い分、それぞれをどれだけ認めるか判断して、「どちらがどちらに~円支払え。」という命令を出すだけである。
その理由として、一応主張の正否が示されるが、それはあくまで、当事者の立証内容に基づいたものなので、 立証内容が不十分であれば、主張の正否は示されない。
結論を言うと、本件の場合、日向市の不正は暴かれない。
これは、本件のほぼ全ての裁判資料に目を通した上での私の判断である。

今回、私が、1審判決前のこの時点でアクションを起こした理由とは、そういう理由である。
1審判決後だと、もう取り返しがつかない。
日向市による犯罪も完遂(犯罪として成立)だ。
犯罪として成立してしまう取り返しがつかない事態になってしまったら、仕方がないでは済まされない。
そうなる前に日向市に裁判を止めさせる、それが私の目的だ。
換言するなら、カトウと市民の犠牲を最小限にして、行政の健全化を図ることが私の目的だ。


手始めに、本件の最重要人物である前建設部長松田洋玄氏と前建設課長現部長藤元秀之氏に、以下の通り、釈明(説明責任)を求める。

前建設部長松田洋玄氏
カトウ提訴を議会に図った平成27年2月6日臨時会で、次の通り4ヶ所の虚偽答弁をしている。

(1)相手方からは約1カ月間、何の連絡、意思表示もございませんでした。
→ 平成25年11月15日ポラメッシュブロックメーカー見解書を提出(「経緯表」参照)している。

(2)第三者機関の場において解決することが妥当であるということから、4者協議については応じなかったところであります。
→  第三者機関(宮崎県建設工事紛争審査会)に仲裁申請したのは、日向市ではなくカトウ。
さらに、裁定を受けずに裁判をする意思表示をしたのは日向市。

(3)新しい施工業者さんのほうから、ここに水抜きパイプを設けたい、いいですかという提案がなされまして、2カ所でしたか、設けております。
→ 資料⑥「施工の違い」の通り、2カ所ではなく見える範囲だけで7カ所、他にも隠して設置した水抜きパイプがある。
7カ所を6ヶ所と間違うことはあっても、7カ所を2ヶ所と間違うことは認知症でもない限りあり得ない。

(4)発注しました工事の設計図書については前回発注したものと内容は同一ということであります。
→ 資料⑤「施工状況比較」の通り、明確に6ヶ所も違う。真赤なウソ!

よくも抜け抜けと議会で大ウソをつけるものだと感心する。
日向市は、これぐらい厚かましくないと部長になれないのか?

前建設課長現部長藤元秀之氏
経緯表」をご覧ください。
平成25年10月10日の完成検査不合格の後、カトウから日向市に対して、原因調査要請、4者協議要請2回、計3回文書で要請し、口頭では10回以上要望を伝えている。
一方、日向市は、カトウに対して、原因究明の要望を全て拒否し、一方的に「手直し命令書」「手直し期限通知書」「手直し工事施工確認通知書」「契約解除通知」を送付している。

岩切議員が言うには、前建設課長現部長藤元秀之氏は、工事監理室職員浜本和樹氏や岩切議員がいくら原因調査や協議に応じるように促しても、完全に無視して、頑として忠告に耳を貸さなかったということだ。

なぜか?
説明するまでもないと思う。

お二人には、説明責任を果たして頂きたい。
まさか、背任罪の嫌疑をかけられて、それでも「係争中だから」という理由でダンマリを決め込むのだろうか?
それは言い換えれば、自ら不正を、背任を認めるようなものである。

十屋市長へお願いしたいのは、一刻も早く訴えを取り下げ、疑惑を解明し、市民への説明責任を果たして頂きたいということである。
本件裁判を続けるということは、犯罪を続けるということである。
市民に、犯罪費用を負担させ続けるということである。
業者イジメをし続けるということである。
腐敗した行政を温存し続けるということである。
市長の責務を果たさないということである。

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