第14話「八百長裁判の正体その2詐欺裁判1」

一般社会通念としての詐欺

われわれが、日常会話で詐欺にあったと言う時、刑法の詐欺ではなく、騙されて物や金を取られたり、大変な労苦を強いられた時に用いる。その意味で、当該辰工務店リマーク裁判は、まさしく詐欺裁判と言ってよいだろう。

控訴審判決で特徴的だったというより、そのものだったのが、作為的事実認定、つまり作り話だ。勘違いしないで欲しい。辰工務店の作話ではなく、裁判官の作話のことを言っている。何のことかというと、判決は、基本的に事実認定を基にするわけだから、逆に言えば、事実を作ればどんな判決でも下すことができる。実際には殺人をしていなくても、殺人をしたことにすれば、極端に言えば死刑も可能だ。

控訴審判決は、始めから判決内容を決めているので、裁判官は、それに合う事実を必要としていた。しかし、実際にはそれに合う事実はないので、高橋文清裁判官は、それに合う事実を作った。

情報公開に至る経緯(事実)

①平成28年9月5日辰工務店会長へ問合せ書簡送付

私が、辰工務店会長に対して、リマークビル大規模雨漏りの原因等について見解を問い合わせた。

②9月7日辰工務店、衛藤法律事務所に訴訟委任

辰工務店、辰工務店会長、辰工務店社長の三者が、衛藤法律事務所に訴訟委任をして、署名捺印した。

③9月19日辰工務店会長へ回答催促書簡送付

2週間の回答期間を過ぎても回答がないので、私が、辰工務店会長に対して、回答を催促する書簡を送った。

9月20日辰工務店代理人弁護士より提訴通告

衛藤法律事務所弁護士より、私の携帯電話に、300万円の損害賠償請求の提訴をする旨の通告があった。驚いた私は、折り返し電話で辰工務店代理人弁護士に確認すると、提訴するのは三者で各100万円だと説明を受けた。(訴訟委任状3通のファックスを受理した。)

⑤9月23日私から辰工務店代理人弁護士にファックス1回目

提訴理由が不明だったので質問、また情報公開して議論をしたいと同意を求めた。

9月26日辰工務店、辰工務店会長、辰工務店社長の三者が、私を提訴。辰工務店代理人弁護士から私にファックス1回目

情報公開拒否の回答と訴状を私に送ってきた。

⑦9月28日私から辰工務店代理人弁護士にファックス2回目

それまでの事実を整理して確認を求め、再度情報公開して議論をしたいと同意を求めた。

⑧辰工務店代理人弁護士から私にファックス2回目

事実確認については無視、再度情報公開拒否の回答。

⑨9月30日私から辰工務店代理人弁護士にファックス3回目

情報公開する旨を伝えた。

⑩10月3日辰工務店代理人弁護士から私にファックス3回目

刑事告訴の通告を受けた。

10月7日ブログ「日向消費者問題フォーラム」開設

某建築会社に提訴されたことを情報公開

⑫10月10日私から辰工務店代理人弁護士にファックス4回目

刑事告訴通告は、事実上の脅しではないか?と質問。

⑬10月11日辰工務店代理人弁護士から私にファックス4回目

「貴殿の独り善がりの論理で身を滅ぼす」との通告。

⑭10月16日私から辰工務店代理人弁護士にファックス5回目

「身を滅ぼす」とは何のことか質問。

⑮10月18日辰工務店代理人弁護士から私にファックス5回目

「刑事罰を受けて一生を棒に振ることです」との回答。

裁判官による作話

作話1

辰工務店は、ホームページで私が主張を公開することを拒んでいたが、私がホームページに書き込みをした(10月7日)ため、不法行為にあたるとして本件本訴を提起(9月26日)し、私に業務妨害罪及び名誉毀損罪で刑事告訴する旨を通知した(10月3日)

(解説1)私が情報公開をしたのは、問合せをしただけで提訴され、刑事告訴通告によって脅されたためである。順番を全く逆にした作り話になっている。

作話2

公開(10月7日)を強行した私に対して、辰工務店が訴訟を提起(9月26日)したり、刑事告訴する旨を通知(10月3日)したりした行為は、私の主張が独自の見解ないし価値判断に基づくものであることに照らせば、事実的、法律的根拠に基づく相応の対応であったというべきである。

(解説2)私が先に情報公開したことにしないと、辰工務店の対応は不当という結論になるから、とにかく情報公開が先にあったことにした

作話3(作為的認定)

辰工務店が、欠陥工事を隠蔽するために私に対して不当な行為(顧客からの正当な問合せや情報公開の請求に対し、合理的理由なくこれを拒むばかりか、言論を抑圧するため訴訟を起こし(9月26日)たり、刑事告訴をすると脅してくる(10月3日))に及んだことは、真実とは認められず、私が脅しであると信じるに足る相当な理由も認められない。

(解説3)問合せ書簡を送り、回答がないので催促したら、私は300万円の損害賠償請求を訴えられた。大規模雨漏りを含めて事実確認を求めたら無回答だったので、情報公開の同意を求めたら、情報公開したら刑事告訴するとの通告を受けた。しかし、高橋文清裁判官は、辰工務店の不当行為は真実ではなく、私が脅しだと感じた理由は認められないとする。

さて、高橋文清裁判官は、真実を述べているのか嘘つきか?公平か不公平か?正しいか間違っているか?

この裁判は正当か不当(詐欺)か?

辰工務店の提訴に始まったこの裁判がスタートして、既に2年8ヶ月経った。私は、1000ページを楽に越える文献や資料を読み、膨大な労力を費やして約300ページの文書を書き、75種類の証拠を作成し、数十万円を費やした。

その結果得られたのが、上記の判決である。この国は既にまっとうではない。早く手を打たないと、国全体の退廃と凋落はこれから加速するだろう。善と正義がなくなった国の末路は、低俗な悪人に溢れ、活力を失ってしまった亡国でしかない。

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コメント

  1. うっかりはちべえ より:

    最近の福岡高裁は期日前に
    本部も支部も先に結論をかいているのでしょう。

    一応控訴理由書は
    書記官あたりが読んで調べている感じです。
    だから素人っぽい。

    右左の陪審が動いているレベルではなくて
    合議体はまったく機能していません。

    そして裁判の体をなさないまま
    いきなり結審して
    結審すれば異議申し立てはできないし
    結審後の提出書面や証拠は
    通常はアウトにされる。
    ただ裁判所が入れ込んでいる方の
    書面は別!
    プロレスです。リング外

    黄門さまは地裁の相手弁護士が書いたかのような
    詐欺裁判判決のリベンジで
    控訴なさったのでしたね。

    どうも福岡高裁までも
    少なくともここ3年位前から
    そんな匂いがする手続と判決です。
    実際に裁判所ぐるみで
    金に汚く手続きも
    ばれない限りはネコババが多くて
    びっくりしました。
    大きく劣化していると感じています。

    ついでに裁判官はキーワードは東大。
    福岡高裁ではアウトレット東大組が
    特にとんでも判決を書いています。

    39期にしてこのポジション。
    ビミョウ!
    なにか民主的!?な判決を書いたのか?
    それとも問題行動なのか?
    最高裁に人事でいじられています。
    コースをはずれていますよね。

    この僻みが弱者に向かっている!
    これらは白日のもとに出すしかないですね。
    続編がたのしみ

    高橋文清氏のの経歴
    生年月日 S32.9.25
    出身大学 東大
    定年退官発令予定日 R4.9.25
    H31.3.28 ~ 福岡高裁宮崎支部長
    H30.5.5 ~ H31.3.27 福岡高裁宮崎支部民事部部総括
    H28.4.1 ~ H30.5.4 大阪高裁8民判事(知財集中部)
    H25.7.3 ~ H28.3.31 大阪地裁4民部総括(商事部)
    H22.4.1 ~ H25.7.2 大阪地裁12民部総括
    H20.9.3 ~ H22.3.31 大阪地裁12民判事
    H19.4.1 ~ H20.9.2 大阪高裁1民判事
    H18.10.19 ~ H19.3.31 東京地裁判事
    H14.3.18 ~ H18.10.18 司研民裁教官
    H11.4.1 ~ H14.3.17 大阪地裁判事
    H9.4.10 ~ H11.3.31 徳島地家裁判事
    H7.4.1 ~ H9.4.9 徳島地家裁判事補
    H4.4.1 ~ H7.3.31 前橋家地裁高崎支部判事補
    H1.4.1 ~ H4.3.31 札幌家地裁判事補
    S62.4.10 ~ H1.3.31 大阪地裁判事補