第6話「不当判決はこうやって作られる」

第5話「不当判決はこうやって作られた」 を書いた後、何が真相かを考えた時、最も納得いく説にたどり着いた。
ズバリ結論を先に言うと、勝敗(判決)は対戦が決まった時点で、初めから決まっていたのです。
解説します。

判決の中で私の主張を認めた部分は、被告が私の質問に対して「生命共済加入を勧誘する時、融資条件だと偽った。」ことを認めた不法行為だけでした。
そして、唯一私の主張を認めた不法行為に対する損害賠償請求は、時効を盾に、最高裁判例に基づかない理由を作り出して却下するテクニックが用いられました。

その他の私の主張は、「不当判決シリーズその1」で見た通り、A 請求もしくは争点の無視、B 事実の無視、C 事実の捻じ曲げ及びでっち上げ、D 恣意的な法適用及び解釈、E 証拠・根拠のない相手主張の認容という5種類のテクニックを用いて否定されました。
さらに、私が訴状と3回の準備書面で展開した立証は、ほとんど触れずに無視されました。

言い換えると、私の主張のすべてを否定するために作成された判決です。
本来、根拠のない主張と不当な請求を否定し却下する場合なら、法的根拠と正当な理由を用いることができます。
しかし、本件では、法的根拠に基づき正当な請求をしていますので、否定し却下するには、卑怯な手段を用いる以外方法がないのです。

サッカーの試合に例えます。
対戦は、庶民FC対利権FCです。
レフリー(主審1名+副審2名)は、対戦カードを見た瞬間、利権FCの勝利を決定します。
しかし、戦力分析をすると、庶民FCがかなりの実力があることが分かりました。
そこでレフリーは、スローインとコーナーキックの判定、ファウルの判定(フリーキックやPKを与える機会)、オフサイドの判定、アディッショナルタイムの加減などを駆使して利権FCに有利な状況をつくることにしました。
実際庶民FCは何度も決定的シーンを作ったので、その度にオフサイド判定によって得点を帳消しにしました。
それでも一度庶民FCエースストライカーにドリブル突破され、文句のない得点をされました。
レフリーは、利権FCを勝たせるために、庶民FCのデフェンダーを1名レッドカードで退場させ、利権FCの数的優位を作り、庶民FCペナルティエリア内でのファウルを装い、2度利権FCにPKを与えて勝たせました。
もし南米で本当にこんな試合が行われたら、暴動が起こり、レフリーは間違いなく射殺されるでしょう。

しかし、日本の裁判ではごく普通に行われているのです。
そのひとつが「不当判決シリーズその1」です。
本件は小事件なので1年未満で、口頭弁論、尋問、判決が終了していますが、対戦カードが決まった瞬間、原告請求却下という結論は決まっていますので、単にプログラム進行のために時間を費やしたに過ぎません。
90分間に渡って全力プレイを続けた負けることが決まっているチームの選手達が、どんな努力も報われない悲劇のアスリートであるような、封建主義時代の出来事が本件裁判で展開されたのです。

これは完全に詐欺です。
不当判決は、偶発的な産物ではなく、作為的な詐欺であり、初めから敗訴が決まっている原告は、裁判官によって詐欺に嵌められた、従順で憐れな被差別人種だということです。
被差別人種には、勝つチャンスは与えられません。
名目上試合をするチャンスは与えられますが、それはあくまで試合のチャンスであって勝つチャンスではありません。
したがって裁判官は、被差別人種の努力を迷惑で目障りなものとしてしか見ません。
どんな努力も、それを無にするテクニックがあり、自由自在に操って判決文を書きます。
不当判決に不可能はなく、法律という専門分野においては簡単にばれることもなく、万が一ばれたとしても裁判官という特権に守られているので、処分やペナルティなどの実損はありません。
裁判官自体が社会の危険因子であり、裁判所は権力に守られたモラルハザードなのです。
これからも、良心というブレーキが壊れたトレーラーを運転するテロリストのように、絶望の裁判官によって、不当判決が次々に生まれる可能性は大です。
犠牲者のことを思うと、心が痛みます。

小説ではありません。
日本で、宮崎地方裁判所延岡支部で現在進行中の事実です。

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